皆さん将来に向けていくら貯金していますか?
生涯において人はいろいろなことにお金を使います。
いざというときにお金不足を理由にひもじい思いしたくありませんよね。
今回はこれからの人生で必要になってくるであろう費用の必要額はどのくらいなのか?
このことについて、私自身気になったので色々調べてみました。
人生の三大支出とは?
人は生涯でたくさんのお金を使います。
その中で人生の三大支出といわれるほど、大きな支出があります。
それは「教育資金・住宅資金・老後資金」です。
三大資金の必要額は人により大きく異なります。
暮らす場所をはじめ、購入する住宅の種類、育てる子どもの数、加入する年金制度などにより前後するからですね。
といっても、これら資金は数千万単位でお金が必要となってくるので、何の対策もしていないと、必ず痛い目を見ることでしょう。
それぞれの資金について少し詳しく説明していきます。
教育資金
子供一人当たりにかかる教育資金は最低でも約1000万円かかると言われています。
さらに、お稽古事、学習塾等、海外留学、医学薬学系大学へ進学、浪人、留年といったイベント次第では、その必要金額は跳ね上がります。
文部科学省の調査では習い事や塾など含め、小学校~大学進学まで子供にかかる費用の目安はすべて国公立の場合は約1700万円、すべて私立の場合は約2400万円かかると言われています。 (出典:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」、日本政策金融公庫「平成29年度教育費負担の実態調査結果」)
金不足を理由に、子供の将来の夢をあきらめさせなければならない事態にならないよう、しっかりと準備しておきたいですね。
住宅資金
住宅資金はあらかじめ予定を立てることのできる資金です。
費用の高い安い、支払いのタイミングコントロール可能です。
住宅購入の初期費用には「不動産の登記費用」「仲介手数料」「住宅ローン手数料」「火災保険料」などたくさんの費用が掛かります。
また、購入時に必要となる資金のほか、購入後には固定資産税や維持管理費、マンションの場合は修繕積立金などが固定費として継続的に必要となります。
購入する物件種により価格は変動します。
新築でマンション、土地付注文住宅、注文住宅、建売住宅、中古でマンション、戸建住宅を購入する場合と様々です。
全国平均購入価格は新築の場合は約3850万円、中古の場合は約2700万円程するそうです。 (出典:住宅金融支援機構「2018年フラット35利用者調査」)
老後資金
「人生100年時代」こんな言葉聞いたことありませんか?
厚生労働省の情報では2018年の日本人の平均寿命は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、いずれも過去最高を更新しているようです。
さらに、これからも平均寿命は増えていくと言われています。
「平均寿命は年々増えている=老後生活長く」ということです。
マイホームや教育資金は人により関係ないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、長生きすれば必ずセカンドライフ訪れます。
さらに、生きている限り継続的に生活資金が必要になり続けます。
「老後2000万円問題」この言葉も聞いたことあるかもしれません。
総務省の調査では退職金や年金を含めても夫婦2人でゆとりのある老後生活を送るには約2000万円不足すると言われています。 (出典:総務省「家計調査報告(家計収支編) 2018年(平成30年)平均結果の概要~高齢夫婦無職世帯の家計収支」)
つみたてNISAやiDeCoをうまく活用し資金をしっかり蓄えておきましょう。
また、「介護を受けたり、寝たきりになったりすることなく日常生活を送られる期間」を意味する「健康寿命」は、2016年のデータでは女性74.79歳、男性72.14歳と公表されています。 (出典:厚生労働省「第12回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」)
平均寿命と比較すると10年は介護が必要になる計算となります。
介護資金や医療資金が必要になることを想定し、余裕を持った資金準備が必要がありそうです。
その他のイベント必要資金
三大支出以外にも人生では
- 就活
- 結婚
- 出産
- 介護
- 緊急時
とたくさんの支出イベントがあります。
それぞれ平均必要金額を簡単に説明します。
就活
就職活動費…リクルートスーツ代、交通費、宿泊費など
約10万円
(出典:株式会社ディスコ キャリタス就活2021学生モニター調査結果(2020年10月))
結婚
結婚費用…結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用総額(全国推計値)
約469万円
(出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020)
出産
出産費用…出産費用の総額(入院料・室料差額・分娩料・検査・薬剤料・処置・その他)
約52万円
(出典:第136回社会保障審議会医療保険部会の資料より出産費用の状況「令和元年度(速報値)」)
介護
介護費用…介護保険受給者1人あたり使用額は約17万円/月 (保険給付額、公費負担額及び利用者負担額の合計額)
約17万円
(出典:厚生労働省「令和元年度介護給付費等実態調査の概況」(令和2年4月審査分))
緊急時
緊急資金…生活費の3ヵ月分~1年分を確保。 (1ヵ月の生活費が20万円なら60万円~240万円)
約60万円
終わりに
今回、人生にかかる様々な支出のついて紹介させていただきました。
紹介した支出の数字はあくまで平均金額になります。
平均はあくまでも目安です。
実際必要になる金額は個人によって大きく変動します。
自分自身に必要となる金額はぜひご自身で調べてみてください。
今回は、これで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、見に来てください。
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