夏の電気代、エアコンで損しない使い方|2026年は再エネ賦課金が過去最高

夏の電気代、損しない使い方 お金の基礎
約7分で読めます

※本記事の数値は2026年6月時点の情報に基づきます。電気料金の単価や賦課金は改定されます。節電効果の数値は使用環境により変わる目安です。最新情報は記事末尾の公的機関リンク・契約中の電力会社でご確認ください。

この記事と、サイト内の関連記事の違い
電気代・ガス代を年3万円安くする手順では通年の構造的な節約(電力会社の切替など)を解説
・本記事は「夏・エアコン(冷房)」に特化し、2026年夏の電気代事情と、今日からできる冷房の使い方を整理します
ユキ

夏のエアコン代がこわくて、つい我慢しちゃうんだよね…。でも熱中症も心配だし。電気代を抑えつつ、ちゃんと涼しくする方法ってないのかな?
モリガマ

我慢して熱中症になるのが一番こわいから、エアコンは賢く使うのが正解だよ。実は2026年は再エネ賦課金が過去最高で、夏の電気代は上がりやすい。でも、エアコンの「使い方」を少し変えるだけで、涼しさはそのままに無駄を減らせるんだ。仕組みから見ていこう。

夏の電気代の主役はエアコン。我慢して体調を崩しては本末転倒です。大切なのは「涼しさを保ちながら、無駄な電力だけを減らす」こと。この記事では、2026年夏に電気代が上がりやすい理由と、今日からできる冷房の節約術を整理します。

2026年夏、電気代はなぜ上がりやすい?

2026年の夏は、電気代が上がりやすい条件が重なっています。

  • 再エネ賦課金が過去最高:再生可能エネルギー発電促進賦課金は2026年度に4.18円/kWhとなり、制度開始以来はじめて4円を超えました。月300kWh使う家庭で、前年より月60円・年720円ほどの負担増です。
  • 燃料費調整額の上昇:電気料金には燃料の輸入価格に連動する調整額が含まれ、夏の請求にはその数か月前の価格が反映されます。円安・資源高が続くと、この分がじわじわ効いてきます。
  • 猛暑による使用量増:気温が上がるほどエアコンの稼働が増え、使用量そのものが膨らみます。

単価が上がる年だからこそ、「使う量の無駄」を減らす効果が大きくなります。

まず知っておく:エアコンは「つけはじめ」が一番電気を使う

エアコンの消費電力は、運転中ずっと一定ではありません。室温を設定温度まで一気に下げる「立ち上げ」のときに最も電力を使い、設定温度に達した後はそれを保つだけなので電力は下がります。

この特性を知ると、「こまめにオン・オフを繰り返す」と、そのたびに電力を食う立ち上げが起きてかえって高くつくことが分かります。短時間の外出ならつけっぱなしのほうが安いことも多いのです。

今日からできる冷房の節約 7つ

やること ねらい・目安
① 設定温度を1℃上げる 冷房は1℃上げると約10%の節電とされる。環境省は室温28℃が一つの目安(体調優先で無理なく)
② 運転は「自動」にする 「弱風で節約」は逆効果なことも。自動運転が最も効率よく設定温度に到達する
③ 短時間の外出は切らない 30分程度の外出なら、つけっぱなしのほうが立ち上げ電力を抑えられる場合が多い
④ サーキュレーター・扇風機を併用 空気を循環させ体感温度を下げる。設定温度を上げても涼しく感じられる
⑤ フィルターを掃除する 目詰まりは効率低下の原因。2週間に1回の掃除で約5〜10%の改善が見込めるとされる
⑥ 室外機まわりを整える 直射日光や吹き出し口前の障害物は効率を下げる。日よけを置き、周囲を空ける
⑦ 日射を遮る すだれ・遮光カーテン・断熱シートで窓からの熱を防ぐと、冷房の効きが上がる

やりがちなNG

こまめにオン・オフを繰り返す:立ち上げ電力を何度も使い、逆に高くつくことがある
極端に低い温度設定:体への負担が大きく、電力も急増。まず扇風機併用で体感を下げる
室外機に物を置く・布をかける:放熱を妨げ、効率が大きく落ちる

使い方を変えても高いなら

使い方の工夫は「使用量」を減らす対策です。それでも請求が高いと感じるなら、電気の「単価」そのものを見直す段階です。料金プランの変更や電力会社の切り替えで、同じ使用量でも基本料金・単価が下がることがあります。古いエアコン(10年以上前)は省エネ性能が大きく劣るため、買い替えで夏の電気代が下がるケースもあります。

このあたりの「構造的な節約」は、電気代・ガス代を年3万円安くする手順でまとめています。

よくある誤解

誤解1:弱風で運転したほうが節約になる

必ずしもそうではありません。弱風だと設定温度に届くまで時間がかかり、結果的に長く動かすことに。「自動運転」が最も効率的とされています。

誤解2:こまめに消すほど安くなる

エアコンは立ち上げ時に最も電力を使うため、短時間ならつけっぱなしのほうが安いことが多いです。こまめなオン・オフは逆効果になり得ます。

誤解3:設定温度を下げれば早く涼しくなる

設定温度を下げても冷える速さは基本的に変わりません。早く涼しくしたいなら、風量を上げる・サーキュレーターで循環させるのが有効です。下げすぎは電力の無駄になります。

誤解4:節約のために我慢して使わない

猛暑での冷房の我慢は熱中症のリスクを高めます。健康を守ることが最優先。我慢ではなく「賢い使い方」で電気代を抑えましょう。

関連記事

よくある質問(FAQ)

Q. 2026年の夏の電気代はなぜ上がりやすいの?

A. 3つの要因が重なります。①再エネ賦課金が2026年度に4.18円/kWhと制度開始以来初めて4円を超え過去最高になったこと(月300kWhで前年より月60円・年720円増)、②燃料の輸入価格に連動する燃料費調整額の上昇、③猛暑による使用量の増加です。単価が上がる年なので、使う量の無駄を減らす効果が大きくなります。

Q. エアコンはこまめに消したほうが節約になりますか?

A. 必ずしもそうではありません。エアコンは室温を設定温度まで下げる「立ち上げ」のときに最も電力を使い、設定温度に達した後は電力が下がります。そのため、30分程度の短時間の外出ならつけっぱなしのほうが安いことが多く、こまめなオン・オフはかえって高くつくことがあります。

Q. 冷房で一番効果のある節約方法は?

A. 設定温度を1℃上げると約10%の節電になるとされ、効果が大きい方法です(環境省は室温28℃を一つの目安としていますが体調を優先してください)。あわせて運転を「自動」にする、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させ体感温度を下げる、フィルターを2週間に1回掃除する、日射を遮ると、涼しさを保ちながら無駄を減らせます。

Q. 節約のためにエアコンを我慢したほうがいいですか?

A. いいえ。猛暑で冷房を我慢すると熱中症のリスクが高まります。健康を守ることが最優先です。我慢するのではなく、設定温度の工夫・自動運転・扇風機の併用・フィルター掃除などの「賢い使い方」で電気代を抑えましょう。使い方を変えても高い場合は、料金プランの見直しや電力会社の切り替えを検討します。

公的機関の情報

※節電効果の数値は使用環境・機種により変わる目安です。電気料金の単価・賦課金は改定されます。健康を最優先に、無理のない範囲で冷房を活用してください。本記事は情報提供を目的としています。

この記事の信頼性について
本記事は、国税庁・厚生労働省・金融庁など公的機関の一次情報をもとに作成し、税制改正・料率改定にあわせて内容を更新しています。記事の作成プロセスと情報源の選び方は運営者情報編集方針をご覧ください。内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからご連絡ください。

この記事を書いた人

森のおかね図書館 管理人

ひーくん(森のおかね図書館 管理人)

社会人になりたての頃、割高な貯蓄型保険やFX・バイナリーオプションで遠回りをした経験から、お金の勉強を7年間継続中。家計・税制・年金・NISA・iDeCo・住宅などの実体験を踏まえ、特定の金融商品の販売をしない中立な情報発信を心がけています。
プロフィールを詳しく見る編集方針

免責 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品・サービスの推奨や投資・税務助言ではありません。掲載内容は執筆時点の情報であり、最新の制度・金額については公式情報でご確認ください。詳しくは免責事項編集方針をご覧ください。
お金の基礎家計・節約
森のおかね図書館管理人をフォローする
タイトルとURLをコピーしました