※本記事は2026年7月時点の制度に基づく一般的な解説です。投資判断はご自身の責任でお願いします。制度の詳細は記事末尾の公的機関リンク・お住まいの自治体でご確認ください。
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・出産のお金ガイドは出産前後の給付の話
・本記事は「児童手当を使わず全額積み立てたらいくらになるか」の試算に特化します
児童手当は2024年10月の拡充で「高校生年代まで支給」「所得制限の撤廃」など大きく変わりました。この記事では、最新制度での受取総額と、使わずに積み立てた場合のシミュレーションを紹介します。
児童手当の現在の制度(2024年10月〜)
| 子どもの年齢 | 月額(第1子・第2子) | 月額(第3子以降) |
|---|---|---|
| 3歳未満 | 15,000円 | 30,000円 |
| 3歳〜高校生年代(18歳の年度末) | 10,000円 | 30,000円 |
- 所得制限なし:親の年収にかかわらず全員もらえます
- 支給は偶数月の年6回(2ヶ月分ずつ)
- 第3子カウントの注意:「第3子以降」の判定は22歳年度末までの子を数える方式です
全部ためると総額いくら?
第1子・第2子の場合、0歳から18歳の年度末までの受取総額はこうなります。
- 3歳未満:15,000円 × 36ヶ月 = 54万円
- 3歳〜高校生年代:10,000円 × 180ヶ月 = 180万円
- 合計:約234万円(第3子以降なら総額約648万円)
国立大学の4年間の授業料は約214万円(標準額)。つまり児童手当を1円も使わずにためるだけで、授業料相当をカバーできる計算です。
積み立て投資に回すと、さらに育つ
受け取った児童手当を毎月そのまま積立投資に回した場合の、18歳時点の資産額を計算しました(毎月末積立・月次複利の概算)。
| 運用利回り(年率) | 18歳時点の資産額 | 運用益 |
|---|---|---|
| 0%(貯金のみ) | 234万円 | ― |
| 3% | 約316万円 | 約82万円 |
| 5% | 約392万円 | 約158万円 |
18年という長い期間があるため、複利の効果がしっかり働きます。ただし投資には元本割れのリスクがあります。大学入学が近づいたら(目安として15歳頃から)、少しずつ現金化してリスクを下げていくのが教育資金運用の定石です。
途中からのスタートでも間に合う?
「うちはもう5歳。今さら遅い?」——そんなことはありません。今から18歳まで積み立てた場合(利回り3%)の目安です。
| スタート時の年齢 | 今後の受取総額(元本) | 18歳時点(年3%運用) |
|---|---|---|
| 0歳から | 234万円 | 約316万円 |
| 5歳から | 156万円 | 約191万円 |
| 10歳から | 96万円 | 約109万円 |
5歳スタートでも約191万円と、国立大学の授業料の大半をカバーできる規模です。10歳からでも100万円超——「受験期にこの金額が確実にある」という安心感は、始めた家庭だけが得られるものです。

お子さんの今の年齢と想定利回りを入れると、これから受け取れる児童手当の総額と、18歳時点の積立額を計算できます。
「使わずにためる」を実現する仕組み化のコツ
- 専用口座に直行させる:児童手当の振込口座を生活費と別の口座に指定するか、支給日に自動振替を設定。「見えなければ使わない」が最強です
- 積立投資なら親のNISA口座で:運用益が非課税になります。子ども名義で管理したい場合は未成年口座という選択肢もあります(NISAは18歳から)
- 全額が無理なら半分でも:半分積立でも18年で117万円+運用益。ゼロとは大違いです
よくある誤解
誤解1:児童手当は中学生までしかもらえない
2024年10月の拡充で高校生年代(18歳の年度末)まで延長されました。古い情報のままだと総額を小さく見積もってしまいます。
誤解2:年収が高いともらえない
所得制限は撤廃されました。親の年収にかかわらず全員が対象です。以前、所得制限で対象外だった家庭も、現在は受け取れています。
誤解3:申請しなくても自動で振り込まれる
出生時や転入時には市区町村への申請(認定請求)が必要です。申請が遅れた分は原則さかのぼれないため、出生後はすみやかに手続きしましょう。
誤解4:教育費は全部投資で準備すればいい
使う時期が決まっているお金は、直前の暴落が致命傷になります。入学が近づいたら現金の比率を高める、児童手当以外に現金貯蓄も並行する、といったリスク管理が前提です。
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よくある質問(FAQ)
Q. 児童手当を全部ためると総額いくらになりますか?
A. 第1子・第2子の場合、3歳未満が月15,000円×36ヶ月で54万円、3歳から高校生年代(18歳の年度末)までが月10,000円×180ヶ月で180万円、合計約234万円です。第3子以降は全期間月30,000円のため総額約648万円になります。
Q. 児童手当を積立投資に回すとどのくらい増えますか?
A. 0歳から18歳まで毎月全額を積み立てた概算で、年3%運用なら約316万円(運用益約82万円)、年5%なら約392万円(運用益約158万円)になります。18年という長期間で複利が働くためです。ただし投資には元本割れリスクがあり、入学が近づいたら現金化を進めるリスク管理が前提です。
Q. 児童手当に所得制限はありますか?
A. 2024年10月の制度拡充で所得制限は撤廃されました。親の年収にかかわらず全員が受け取れます。支給も高校生年代(18歳の年度末)まで延長され、支給回数も偶数月の年6回になっています。
Q. 第3子の児童手当が高いのはなぜですか?カウント方法は?
A. 少子化対策として第3子以降は年齢を問わず月30,000円に増額されています。「第3子」の数え方は、22歳の年度末までの子を上から数える方式です。たとえば大学生・高校生・小学生の3人きょうだいなら、小学生が第3子として月30,000円の対象になります。

