子育て費用はいくら?出産から大学までの総額と準備ロードマップ

子育て費用はいくら?出産から大学までの総額と準備ロードマップ 子育て・教育費
約11分で読めます
ユキ
子育てって結局いくらかかるの?考えるだけで頭がパンクしそう…
モリガマ
大丈夫。まずは全体像を一枚の表で見てみよう。金額がわかれば、準備の仕方も見えてくるよ
ユキ
全体像…!それなら安心できるかも。教えて!

子育て費用の全体像|出産から大学卒業まで

まず最初に、子ども1人にかかる費用の全体像を見てみましょう。文部科学省の調査データ等をもとにした目安金額です。

ライフステージ オール公立 オール私立
出産費用(自己負担目安) 数万円※ 数万円※
0〜2歳(保育料・生活費) 約100万円 約150万円
幼稚園(3〜5歳) 約55万円 約104万円
小学校(6年間) 約220万円 約1,045万円
中学校(3年間) 約163万円 約468万円
高校(3年間) 約179万円 約354万円
大学(4年間) 約250万円 約400〜550万円
合計 約970万円 約2,500〜2,700万円

※正常分娩の出産費用は2024年度の全国平均で約52万円で、出産育児一時金(50万円)を約2万円上回ります。学習費は文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」。高校は2026年度の就学支援金の拡充の前の値です。

ユキ
1,000万〜2,500万…!そんなにかかるの?
モリガマ
一括で払うわけじゃないから安心して。20年以上かけて少しずつ準備していくものだよ

ユキ
うちの場合、教育資金をいくら準備すればいいのか具体的に知りたいな。
モリガマ
進路と貯蓄プランを入れると、必要額と毎月の積立額がわかるツールがあるよ。
モリガマの頭のがま口が開き、神々しい光と共にツールが飛び出した
教育資金シミュレーターで我が家の金額を計算する

出産・乳幼児期(妊娠〜2歳)|使える制度をフル活用

出産費用と出産育児一時金

正常分娩の出産費用は全国平均で約52万円(2024年度)。2023年4月に出産育児一時金は50万円に引き上げられましたが、平均ではそれを約2万円上回っています。ただし地域差や個室希望などで上振れすることもあるため、プラス10〜20万円の余裕は持っておきたいところです。

児童手当(2026年拡充後)

2024年10月から児童手当が大幅に拡充されました。所得制限が撤廃され、高校卒業まで全員が受給できます。

年齢 第1子・第2子 第3子以降
3歳未満 15,000円/月 30,000円/月
3歳〜高校生 10,000円/月 30,000円/月

児童手当を0歳から18年間すべて貯めると、第1子でも約234万円になります。これだけで国公立大学4年間の学費のほとんどをカバーできる計算です。

保育料と幼保無償化

0〜2歳の保育料は自治体・世帯年収によって異なり、月額2〜5万円程度が目安です。3〜5歳になると幼保無償化の対象となり、幼稚園・保育園の利用料は基本的に無料になります。

育休中の収入はどうなる?

育休中は給料が出ませんが、育児休業給付金が雇用保険から支給されます。手取りがどのくらいになるか不安な方は、シミュレーターで確認してみましょう。

小学校〜高校|学費+塾代+部活費の3本柱

学校教育費の公立 vs 私立

小学校から高校までの学校教育費は、進路によって大きく変わります。公立なら小〜高校で約560万円、私立なら約1,870万円と、約3倍以上の差が出ます(令和5年度の調査)。

ただし公立でも見落としがちなのが塾代です。中学3年生の塾代は年間30〜50万円が相場で、高校受験に向けて通塾する家庭も多くあります。

高校無償化制度

公立高校の授業料は「高等学校等就学支援金」により実質無償です。2026年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず、公立で年11万8,800円、私立で年45万7,200円までが支援されます。ただし対象は授業料のみで、教科書代や制服代、修学旅行費は含まれません。授業料以外は「高校生等奨学給付金」という別の制度があり、こちらは自分で申請が必要です(2026年度に変わった就学支援金と奨学給付金)。

ユキ
高校の授業料が無償になるのは知ってたけど、塾代は別でかかるんだね
モリガマ
そうなんだ。「学費=学校に払うお金」だけで考えると足りなくなるから、塾代・部活費も含めて見積もっておこう

子ども・子育て支援金

2026年度から始まった「子ども・子育て支援金」は、医療保険料に上乗せで徴収される新しい制度です。家計への影響が気になる方は、シミュレーターで確認できます。

大学|最大の山場を乗り越える

大学4年間の費用

進路 4年間の学費目安
国公立大学 約250万円
私立文系 約400万円
私立理系 約550万円

さらに、自宅外通学(一人暮らし)の場合は生活費として年間約100〜150万円が追加でかかります。4年間で400〜600万円の上乗せです。

奨学金と教育ローン

大学費用のすべてを事前に貯めるのは難しいケースも多く、奨学金や教育ローンを組み合わせるのが現実的です。ただし借りすぎには注意が必要で、返済計画まで含めて考えておくことが大切です。

ユキ
奨学金って繰り上げ返済したほうがいいの?
モリガマ
ケースバイケースだよ。利率や手元資金とのバランスを見て判断するのが正解

教育費の準備方法|今日からできる3つの柱

モリガマ
教育費の準備は「児童手当を貯める」「NISAで増やす」「保険で備える」の3本柱で考えよう

柱1:児童手当をまるごと貯める

児童手当を生活費に回さず、そのまま教育資金として貯蓄するのが最もシンプルな方法です。0歳から18歳まで貯めれば約234万円になり、国公立大学4年間の学費(約243万円)のほとんどをまかなえます。

柱2:NISAで長期投資して増やす

子どもが小さいうちに始めれば、10年以上の運用期間を確保できます。新NISAの「つみたて投資枠」を活用して、月1〜3万円をコツコツ積み立てていくのが王道のやり方です。

柱3:学資保険で確実に備える

学資保険は返戻率こそ控えめですが、親に万一のことがあった場合に保険料免除で満期金を受け取れる点が大きなメリットです。「増やす」よりも「確実に貯める」ことを重視する方に向いています。

教育費準備戦略診断で自分に合う方法を調べる

まとめ|全体像をつかんで一歩ずつ準備を

モリガマ
子育て費用のポイントをまとめると、こうなるよ
ポイント 内容
総額の目安 オール公立で約970万円、オール私立で約2,500〜2,700万円
最大の山場 大学4年間(学費+一人暮らしで最大1,000万円超も)
準備の基本 児童手当を貯める+NISAで増やす+保険で備える
使える制度 出産育児一時金、幼保無償化、高校無償化、児童手当
ユキ
全体像が見えたら、なんだかやれそうな気がしてきた!まずは児童手当を貯めるところから始めるね
モリガマ
いい考えだね。下の記事やシミュレーターも使って、自分に合ったペースで準備していこう

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参考情報・公的機関リンク

本記事は以下の公的機関の公表資料を参考に作成しています。最新情報・最新の制度内容は各公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 子ども1人の子育て費用は総額いくら?

出産から大学卒業まで、進路により約2,000万〜3,000万円が目安です。教育費が大きな割合を占め、特に大学費用が最大の山場になります。

Q. 子育て費用で一番かかるのはいつ?

大学進学時です。入学金・授業料・一人暮らしの費用が重なり、最も負担が大きくなります。早いうちから大学費用を準備しておくことが大切です。

Q. 子育て費用に使える公的支援は?

児童手当、出産育児一時金、高校・大学の修学支援、自治体の医療費助成などがあります。制度をフル活用することで負担を軽くできます。

この記事の信頼性について
本記事は、国税庁・厚生労働省・金融庁など公的機関の一次情報をもとに作成し、税制改正・料率改定にあわせて内容を更新しています。記事の作成プロセスと情報源の選び方は運営者情報・編集方針をご覧ください。内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからご連絡ください。

この記事を書いた人

森のおかね図書館 管理人

ひーくん(森のおかね図書館 管理人)

社会人になりたての頃、割高な貯蓄型保険やFX・バイナリーオプションで遠回りをした経験から、お金の勉強を7年間継続中。家計・税制・年金・NISA・iDeCo・住宅などの実体験を踏まえ、特定の金融商品の販売をしない中立な情報発信を心がけています。
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免責 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品・サービスの推奨や投資・税務助言ではありません。掲載内容は執筆時点の情報であり、最新の制度・金額については公式情報でご確認ください。詳しくは免責事項・編集方針をご覧ください。
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