【2026年税制改正まとめ】お金に関わる8つの主要変更点と影響を受ける人

【2026年税制改正まとめ】お金に関わる8つの主要変更点と影響を受ける人 お金の基礎
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※本記事の数値・制度内容は2026年9月時点の情報(財務省の大綱・金融庁資料・こども家庭庁の試算で確認)に基づきます。詳細は記事末尾の公的機関リンクからご確認ください。

このページの役割
2026年度税制改正の主要8項目を1ページで一覧化したハブ記事です。各項目の詳細は当サイトの個別記事へリンクしています。「何が変わるのか全体像を知りたい」「自分に影響する改正だけ確認したい」という方向けの入口ページです。

ユキ

最近「2026年から税金が変わる」ってニュースをよく見るんだけど、結局何がどう変わるの?全部知りたいんだけど、テーマがバラバラで把握しきれないんだ。
モリガマ

2026年は、物価高への対応・NISAの拡充・暗号資産の税金の見直しが大きな柱なんだ。影響は家計から投資まで広いから、まず全体をつかもう。

2026年度(令和8年度)税制改正は、家計に直結する制度変更が多く盛り込まれました。基礎控除(税金の計算前に所得から差し引ける額)の引き上げによる「178万円の壁」誕生、住宅ローン控除(ローン残高に応じて税金が減る制度)の5年延長、暗号資産の20%分離課税化、こどもNISA(NISA=投資の利益に税金がかからない制度)の年齢拡大、子育て世帯への支援拡充など、テーマが多岐にわたります。このページでは8つの主要改正項目をテーマ別に整理し、それぞれの詳細記事へのリンクを集約しました。

自分に関係する項目だけ読みたい人は、先に影響を受ける人別のチェックリストを見てください。

ユキ

「分離課税」って、何を分けるの?
モリガマ

ほかの所得と分けて、その所得だけで税金を計算する仕組みだよ。給与などと合わせて計算するのが「総合課税」なんだ。

1. 所得税の「178万円の壁」誕生

何が変わる?

基礎控除と給与所得控除(会社員の必要経費の代わりに給与から差し引く額)が物価連動で引き上げられ、所得税の課税ラインが103万→160万→178万円に拡大。合計所得(年収から給与所得控除などを引いた所得の合計)が489万円(給与収入で約665万円)以下の人は、基礎控除が104万円に上乗せされます。

影響を受ける人:パート・アルバイトを含むすべての給与所得者/2026年からの改正

👉 詳しくは:【2026年】178万円の壁とは?所得税が変わる仕組みと年収別の影響を完全解説

2. 基礎控除が最大104万円に拡大

何が変わる?

通常の基礎控除(本則)が58万円→62万円へ物価連動で引き上げられました。期限を決めずに続く仕組みです。

さらに2026年分と2027年分に限り、合計所得金額489万円以下(給与収入で約665万円以下)の人は42万円が上乗せされ、合計104万円になります。

影響を受ける人:全所得者(特に低・中所得層)/2026年〜

👉 詳しくは:【2026年】基礎控除の仕組み完全解説|本則62万・特例104万・住民税43万の違い

3. 住宅ローン控除の延長+中古住宅優遇拡充

何が変わる?

住宅ローン控除が2030年12月末まで5年延長。中古住宅は省エネ性能を満たせば控除期間が13年に(性能を満たさない住宅は10年のまま)。子育て世帯は借入限度額が上乗せされます。控除額は13年間の合計で最大約455万円です(5,000万円×0.7%×13年)。ただし、実際に戻るのは払った税額が上限です。一方で2028年以降は「省エネ基準適合住宅」(最低ランク)が原則として対象外に。ただし2027年末までに建築確認を受けた住宅などには経過措置があります。

影響を受ける人:住宅購入予定者・子育て世帯・新築検討者/2026年〜2030年

👉 詳しくは:住宅ローン控除どう変わる?5年延長と中古住宅の拡充【2026年改正】

4. 暗号資産の20%分離課税化

何が変わる?

開始時期はまだ決まっていません(下の「影響を受ける人」を参照)。決まっている内容は次のとおりです。

暗号資産の所得が「最大55%の総合課税」から「20%の申告分離課税(所得税15%+住民税5%)」へ移行。損失が出た場合は翌年以降3年間にわたり利益と相殺可能に。暗号資産デリバティブ取引(値動きを使った先物などの取引)や暗号資産ETF(証券取引所で売買できる投資信託)も分離課税の対象になります。

影響を受ける人:暗号資産投資家(金融商品取引法の登録業者が扱う暗号資産が対象)/開始時期は未定(金融商品取引法の改正法が施行された年の翌年1月1日以後の譲渡から)

暗号資産で利益が出ている人にとっては、税率が「最大55%」から、株式と同じ「一律20%」に変わる改正です。損失の繰越控除も使えるようになります。

5. こどもNISA(子ども名義のNISA枠拡大)

何が変わる?

NISAのつみたて投資枠が0歳から利用可能に拡大。0〜17歳は、年間60万円・生涯600万円の非課税枠で運用できます。12歳以降は、子の同意があれば親権者を通じて引き出せます。

影響を受ける人:未就学児〜高校生のいる世帯/2027年から

👉 詳しくは:2027年スタート「こどもNISA」完全ガイド ── 旧ジュニアNISAと何が違う?

6. 高額療養費の上限引き上げ(2026年8月から)

何が変わる?

医療費の月額自己負担上限が引き上げ。年収約500万円の人なら月8.1万円→約8.6万円に。2027年8月以降は所得区分が13段階に細分化される予定で、高所得層ほど負担増となります。

影響を受ける人:入院・手術予定者・高額な治療を続けている人/2026年8月〜

👉 詳しくは:高額療養費制度、2026年8月改定後の自己負担額を試算してみた

7. 社会保険「106万円の壁」の撤廃進行

何が変わる?

2026年10月から、社会保険加入の賃金要件(月8.8万円=年106万円)が撤廃。次の条件をすべて満たすパート・アルバイトは、年収にかかわらず社会保険加入の対象になります:従業員51人以上の会社/週20時間以上/2か月を超えて働く見込み/学生でない。さらに企業規模要件も段階的に縮小(51人以上→順次拡大)。

影響を受ける人:パート・アルバイト・扶養内で働く配偶者/2026年10月〜段階的

👉 詳しくは:「106万円の壁」が変わる!社会保険の加入対象拡大で、パートの手取りはどうなる?

8. 子ども・子育て支援金の本格徴収開始

何が変わる?

2026年4月分の保険料から、医療保険料に上乗せされる形で「子ども・子育て支援金」が徴収開始(給与天引きは5月分から)。2026年度は全制度の平均で月250円、協会けんぽの被保険者一人あたりで月500円の見込みです(こども家庭庁の試算)。金額は年度ごとに上がり、2028年度の見込みは平均で月450円です。子育て世帯への給付財源となります。

影響を受ける人:すべての医療保険加入者/2026年4月〜

👉 詳しくは:来月から始まる子ども・子育て支援金、自分はいくら引かれる?

影響を受ける人別のチェックリスト

ユキ

8項目もあると、自分にはどれが関係あるかわからないな…。属性別に「この人はここを見る」って早見表みたいなのほしい。

パート・主婦(夫)の方

  • 「178万円の壁」誕生で所得税の非課税ラインが拡大 → 項目1
  • 「106万円の壁」社会保険加入要件が変わる → 項目7

住宅購入を検討中の方

  • 住宅ローン控除が5年延長+中古優遇拡充 → 項目3
  • 2028年以降はZEH水準以上が必須に注意 → 項目3

暗号資産投資家

  • 最大55%→20%に大幅減税 → 項目4
  • 損益通算・3年繰越が可能に → 項目4

子育て世帯

  • 住宅ローン控除の最大控除額アップ → 項目3
  • こどもNISAで非課税枠拡大 → 項目5
  • 子育て支援金が始まる(負担増) → 項目8

医療費がかかる方

  • 2026年8月から高額療養費の上限引き上げ → 項目6

会社員(全般)

  • 基礎控除引き上げで所得税が若干減税 → 項目2
  • 子育て支援金で社会保険料が若干増 → 項目8

そのほかの変更:2027年から、所得税に上乗せされる防衛特別所得税(1%)が始まります。同時に復興特別所得税が2.1%から1.1%に下がるため、上乗せの合計は2.1%のままです。

改正スケジュールカレンダー

時期 改正内容
2026年4月 子ども・子育て支援金の徴収開始
2026年中 所得税の基礎控除引き上げ(178万円の壁誕生)
2026年8月 高額療養費の自己負担上限引き上げ
2026年10月 社会保険「106万円の壁」(賃金要件)撤廃。企業規模の要件は2027年10月から段階的に縮小
2027年1月 こどもNISAスタート/防衛特別所得税の開始(復興特別所得税の引き下げで相殺)
2027年8月 高額療養費の所得区分が13段階に細分化
2028年〜 住宅ローン控除:省エネ基準適合住宅が対象外(ZEH水準以上必須)
時期未定 暗号資産の20%分離課税(金融商品取引法の改正法の施行の翌年1月1日以後)
モリガマ

2026年だけでなく2027年・2028年と段階的に変わる項目もあるんだ。「今関係なくても来年から影響あり」のものを早めに知っておくと、住宅購入のタイミングなど大きな判断にも活きてくるよ。

整理すると、こういうことだった

  • 2026年税制改正の主な柱は、物価高への対応・NISAの拡充・暗号資産の税金の見直し
  • 給与収入178万円までは所得税がかからない/基礎控除最大104万円(合計所得489万円以下)
  • 住宅ローン控除は2030年末まで5年延長+中古住宅優遇拡充
  • 暗号資産は最大55%の総合課税から20%の分離課税へ(開始時期は未定)
  • こどもNISA、社会保険の壁撤廃、子育て支援金など子育て世帯への影響大
  • 段階的な施行スケジュール:2026年4月、8月、10月、2027年、2028年と続く

参考情報・公的機関リンク

本記事は以下の公的機関の公表資料を参考に作成しています。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. 2026年の主な税制改正は?

所得税の「178万円の壁」、基礎控除の最大104万円への拡大、住宅ローン控除の延長、暗号資産の課税見直しなど、家計に関わる複数の変更があります。

Q. 2026年改正で手取りは増える?

基礎控除の拡大などで、特に低・中所得層は手取りが増える方向です。ただし定額減税の終了など負担増の要素もあり、世帯により影響は異なります。

Q. 178万円の壁とは?

2026年から所得税の課税ラインが178万円まで広がる仕組みです。基礎控除104万円と給与所得控除の最低保障74万円の合計で、年収178万円までは所得税がかからなくなります。

この記事の信頼性について
本記事は、国税庁・厚生労働省・金融庁など公的機関の一次情報をもとに作成し、税制改正・料率改定にあわせて内容を更新しています。記事の作成プロセスと情報源の選び方は運営者情報・編集方針をご覧ください。内容の誤りにお気づきの際はお問い合わせからご連絡ください。

この記事を書いた人

森のおかね図書館 管理人

ひーくん(森のおかね図書館 管理人)

社会人になりたての頃、割高な貯蓄型保険やFX・バイナリーオプションで遠回りをした経験から、お金の勉強を7年間継続中。家計・税制・年金・NISA・iDeCo・住宅などの実体験を踏まえ、特定の金融商品の販売をしない中立な情報発信を心がけています。
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免責 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品・サービスの推奨や投資・税務助言ではありません。掲載内容は執筆時点の情報であり、最新の制度・金額については公式情報でご確認ください。詳しくは免責事項・編集方針をご覧ください。
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